質量と愛(論文用メモ)

ヴェイユからの考察

 

*質量と愛の関係

 

拒食すること(=自己実存の放棄)によって、自己が実存していた場所に他者の存在を置き換える(自己のうちに他人を認識する)

→減少した自分の質量=他人への愛、

つまり究極の受容であり欠けるところのない同意。認識。

自己という器の容量からはみ出さない為にできること→自己をなるべく消し去り、他者に譲る自己贈与

 

自分が必然性の中に包括されていることを認識する

→必然性の中にいる故に、自己支配の及ばない部分(体調不良や疲労で身体が動かないジレンマ)が必ずある

→自己を支配したいという欲求が仇なるものだという結論

→自分が必然性に従属していることを知って、無力であると認めること(自我の破壊)により、徒労を減らす

⇨他人から破壊されることよりも徒労が少ない分、苦しみが少ない?