東京ってきれい
電車の窓からみる東京の夜はキラキラ光っている
どんな寒空であろうと決して私を独りぼっちにさせない光り輝くこの都市が好き
誕生日以降吐くのをやめるって言ったけど、普通に頓挫した
でも新しいルールを設けて、自分を縛り付けてなんとかやってる
もう昔の私じゃないの、あの頃には戻らない
目の眩むようなネオンの光の下にあるのは、きっと偽りの愛情だけ
誕生日
私は22年前に生まれたわけだ。
今年はホストクラブでも仕事でもなく親しい人の側で誕生日を迎えた。
それは束の間の幸せであったけれど、
今は、冷たい夜の風で冷え切った膝を摩って暖めてくれる人もいなければ、どんな姿であっても変わらず私のことを愛していると言ってくれる人もいない
それは2年前も今も変わらないこと
来年は、冷たい膝を黙って暖めてくれる人
「あゆ、おかえり」と無償の愛で迎えてくれる人
そんな人と一緒にいたい
MONEY is ???
ここ一年少しお金の価値などただのゴミ同然だった
初回で会っただけの何も知らない他人に100万いきなりポンと使ってそのまま音信不通、とか。
お金を使うことに意味なんかなくて、たで楽しめれば良くて、でも見返りないぶんモヤモヤだけ残る、その繰り返しだった
LOVEよりもLIKEの方が、長く続く
友達は少ないけど友達のようなそれで
それでも、私は彼のお財布に過ぎないんだなあと改めて感じるけれど
それでいいのか
また私の生きる糧になってくれるなら
わたしと風俗店
年が明ければもうすぐ22歳
ストレートで大学に入り、卒業して、就職するのだと思っていたのはすでに過去の笑い話。
休学して1年、戻れる自信などなく、もう1年休学したいと思っている
「**さんのエースの○○ちゃんに似てる」
その一言に触発されて、SMクラブの面接を受けた18歳の夏
あれからもう、3年が過ぎた
全てのきっかけは15歳の時始めた違法ライブチャットで、あれ以来普通のバイトができなくなった
1日数時間で1万円稼ぐことから始まり、最初はそれで満足していたし、今思えばあれで留まっていれば今ほどに私は壊れていなかったと思う
興味本位で初回ホストに行ったのがきっかけで、日給は飲み代であっという間に消えた
行き着いたのがそのSMクラブ。
初体験すらこの間終えたばかりのような、まだ初心だった自分は性病が怖くて、しばらくは手コキ店にいたが、キャバクラと変わらない稼ぎでは満足できず、恐怖を押し切って面接に行った。
どれだけ歪んだプレイでどれだけ辛い思いをしても、その日の給与明細を見れば幸せになれた。
1日5万円以上が楽々と手に入る。
たとえその日のうちに使い切ったとしてもまた明日稼げばそれでいい、と思っていた。
その頃から遊びに拍車がかかり、私は毎日のように歌舞伎町へ通いつめ、お気に入りのホストに散々金を使い込んだ。親からも何百万も借金をして、それでも足りなかったから言われるがままソープに行って、素人企画AVにも出た。
ソープで1日2桁稼ぐことを覚え、AVで楽な仕事を覚えた。それでも物足りなかったが暫くはその生活のままその日暮らしを続けた。
大学の授業より今日の飲み代が欲しかった。
ようやく迎えた20歳、遂に吉原へ。
2時間4万バックの高級店で働き始め、今までよりずっとずっと楽に1日二桁万円稼げるようになった。
AV事務所も2度変えて、最終的に無修正や中出しも解禁した。
着用店からNS店に移るのに半年もかからなかった。
そして今に至る。
お気に入りのホストも今となっては誰もおらず、何も考えず自己顕示欲のためにAVに出たことはそれなりに後悔している。でも相変わらず風俗店勤めは続けていて、一日の稼ぎが時給1万円超えないと惨めで発狂してしまう。
今年稼いだ金の半分は整形に注ぎ込み、残りは引越しやどうでもいい遊びや旅行に使った。
過食嘔吐のため、食費は毎月何十万とかかる。通院費用も月に数万。専門の機関にかかってもう一年になるが未だに過食嘔吐は止まらない。
今更中出しされたところで何も思わないし、もしピルを飲んでなかったとしても今の私の体重では元々生理がないから無問題。
性病で外科治療もしたし、精神ボロボロになった今となってはエイズも大した脅威ではなく、もしも明日死んだら思い残すことはあれど、こんな生き方してきたのだから仕方ないかなくらいには割り切れる。
クリスマス直前になって21歳彼氏5年なしはヤバイと思いつつ、毎日のようにセックスして男に囲まれるせいで彼氏も欲しいと思わない。
明日の借金が遅出になった
このまま大量に薬を飲めば死にはせずともまた病院にお世話になれるかも
去年のクリスマスは過食嘔吐で吐けなかったからODしたと嘘をついて、病院で過ごした
こんなに碌でもない人間、誰が相手にしてくれる?